李 贊煕(イーチャンヒ)司祭のメッセージ


                                  
                              
                        『聖書を読む味』      
                                         
                             仙台聖フランシス教会牧師
                           東北教区 司祭 ドミニコ 李 贊煕

                                             (聖フランシス教会 2016年7月号・月報)
                         

 聖書を通して神の声を聞くことができることを勧める。それは誰にでも可能なことであり、難しいことではない。聖書を通して、今日、私に語られる神の声を聞くことは本当に良いことだ。そのような祝福を一緒に味わいしたい場合は、次の2つだけ実践すればよい。まず、信仰を持って読む。

今日読む聖書の中に、今日、私にくださる神の言葉があるという信念を持って、聖書を読むことが重要である。今日読んだ言葉の中に、今日、私にくださる神の言葉が明らかにある。その信仰を持って、まるで宝物を掘る人のように、今日、私に語られる神の声が聞こえるまで読んでまた読むこと。最初は難しいですが、信仰を持って最後まで読めば、本当に今日、私にくださる神の言葉を聞くことができる。

第二は、毎日読むこと。
聖書を読むことから、何よりも重要なのは、聖書を少しずつでも毎日読むこと。今日、私にくださる神の言葉をいつも体験しながら生きるために毎日聖書を読まなければならない。そうではなく時々思い出すたびに、聖書を読めば、今日、私に与えられる言葉は、ほとんど逃すだろう。言葉の感覚が低下するからである。外国語を勉強する時も重要なのが、一日30分でも毎日するものである。神の言葉も同じだ。一日一章でも、毎日聖書を読むことが重要である。

信仰を持って、毎日聖書を読めば、聖書を読む味を知っている。言葉の味を知ると、その時初めて、イエスを信じる味を知ることになる。イエスを信じるということは、世界のどんなものより楽しいことであり興味深いことである。聖書を読むのを通じて、その味を理解することを願う。