李 贊煕(イーチャンヒ)司祭のメッセージ


                『暖かい同行』
      
                                     
                       仙台聖フランシス教会牧師
                       東北教区 司祭 ドミニコ 李 贊煕
                      (聖フランシス教会 2017年2月号・月報)

 すべての人々は生まれながら、長い道を歩き始めます。
初めて歩く時は、皆異なりますが、皆その道を歩いていきます。
その道がいつ、どこで、どのように終わるかはわからないが、その道に終わりがあるというのは誰も知っている事実です。
私たちが歩いていく道は、暖かい太陽の光と美しい花がある道だけじゃありません。
むしろ平らな道より深い谷が道を防ぐたり、澄んだ空と澄んだ空気ではなく、風雨や寒さなどが、私たちが行く道を悩ますこともあります。
これらの人生の旅は、結婚を通して愛する仲間と一緒に暖かい同行を開始します。
最初は愛する人だけのそばにあれば、私たちが行く人生の道に何の問題もないだろう、どのような逆境に会っても、お互いの愛ですべてを勝ち抜くことができると思いますが、夫婦とはいつも気が同じことができないのです。
時には意見が異なり、場合によっては考えが異なることがあるので、理解が必要であり、時間が必要になります。
 私たちが行く道に神様が同行しておられることを、多くの人が知らないまま歩いています。
主が私たちと同行することを忘れて、ただお互いに疲れてふらつく生活を生きているのです。
エマオの弟子たちがイエスと同行しながらも、誰なのかを気付かないかのように、私たちも主の同行を気付かず、互いにだけ意識して生きています。
主を家の中に迎え入れてパンを分けるとき、主の現存を気が付いた弟子たちのように私たちの家庭にも、主を迎え入れ、お互いを交わす喜びの人生が必要です。