李 贊煕(イーチャンヒ)司祭のメッセージ


             『信仰の訓練をする季節』  
      
                                     
                       仙台聖フランシス教会牧師
                       東北教区 司祭 ドミニコ 李 贊煕
                      (聖フランシス教会 2017年3月号・月報

 大斎節は、イエスの復活を準備し、神への信仰を新たにする季節です。
大斎節は、灰の水曜日から始まり、復活日までの日曜日を引いた平日に40日間です。
灰の水曜日に司祭は信徒の額に灰を十字型につけながら「あなたはちりであるから、ちりに帰らなければならないことを覚えなさい。罪を離れてキリストに忠誠をつくしなさい」と言います。これは、私たちがいつか灰へ戻る人間であるという事実を認め、高慢を捨て謙虚な生活の姿勢を持たなければならないということを覚えている儀式です。
 
大斎節は、信仰の訓練をする季節です。
神の性格である聖霊の実の中で愛、喜び、平和、真実は聖霊の中にとどまるとき、自然に得られる実です。しかし、忍耐、親切、先行、柔和、自制のような実は、訓練を通して得られるものです。 
イエスは人間を愛しれたので、自分のすべてを放棄しました。神を愛する私たちは何を放棄すべきでしょう?最も好きで切断が難しいことを放棄することはいかがでしょうかT.Vを見ない、タバコを吸わない、お酒を飲まない、毎日聖書を読む、祈ること、また、聖書を書くのも良い訓練です。
また、断食するのは良い方法です。断食して祈り、私たちよりも困難な人を考えて物質に分けることは、神が喜ばれることです。
キリストの香りが広く広がる仙台聖フランシス教会になることを一緒に願いましょう。