李 贊煕(イーチャンヒ)司祭のメッセージ


『幸せな家庭を実現するために』
      
                                     
仙台聖フランシス教会牧師
東北教区 司祭 ドミニコ 李 贊煕
(聖フランシス教会 2017年5月号・月報

巻頭言

幸せな家庭のための最も重要なことは、なんといっても愛です。
「あの人が私を心から愛している。」という確信がある場合は、私たちは少しの不満があっても対応することができ、幸せに生きることができます。ところで、私たちは常に愛が何なのか?という問題でミスをしながら生きています。愛についていろいろと考えることができるが、聖書が言う愛の意味は、感情ではなく、全人格的な関係という点です。愛は感情だけではありません。愛は相手を尊厳な存在と認めて人格的な関係を豊かに結んでいくことです。コリントの信徒への手紙T131節以下で、それをよく物語っています。私達が愛すべき対象は、それなりに自分の性格や自分の意見を持つ人格的な存在です。したがって、私と考えが異なる場合もあり、自己主張だけをしたりします。したがって、我々は、相手をよく我慢すべきです。それが相手を人格的に尊重することです。ところが、我慢するのも長く我慢することです。少し我が相手に性質を出せば、これまで我慢してくれた意味がなくなります。神は私達が家庭を介して幸せな人生を生きることを望んでおられます。私たちは、たとえ罪のため、堕落したが、今、キリストの中で回復する必要があります。家庭が幸せには、愛がその基礎をなすべきです。私たちは、誰も完全な人ではないです。そのため、私たちはいつも聖霊に頼らながら一緒に行われなければならいです。私たち仙台聖フランシス教会の信徒皆が、神の恵みを求め少しずつ努力することを希望します