李 贊煕(イーチャンヒ)司祭のメッセージ


大斎節の信仰生活
      
                                     
仙台聖フランシス教会牧師
東北教区 司祭 ドミニコ 李 贊煕
(聖フランシス教会 2018年3月号・月報

巻頭言

大斎節は、イエス様の復活を準備し、神様のために私たちの信仰を新たにする期間です。大斎節は、灰の水曜日から始まり、復活日の日曜日まで主日を引いた平日に40日間です。

灰の水曜日に司祭は信者の額に灰を十字型につけながら「あなたはちりであるから、ちりに帰らなければならないことを覚えなさい。罪を離れてキリストに忠誠をつくしなさい」と言います。
これは、私たちがいつか灰に戻る有限な人間であるという事実を認め、高慢を捨て謙虚な生活の姿勢を持たなければならないということを覚えている儀式です。
大斎節は、信仰の訓練をする期間です。イエス様を心に受け入れて救われたが、イエス様を似ることは、一生を取ります。子供は親を似るし、夫婦も長く一緒に住んで、お互い似せされます。また、真の信徒は、イエスを似ています。

神様の性格である聖霊の実の中で愛、喜び、平和、真実はおおむね聖霊の中で生きていくとき、自然に得られる実です。
しかし、忍耐、優しさ、先行、柔和、節制のような実は、訓練を通じて得られます。
イエス様は人間を愛して自分のことを放棄し、人となられ低く生きていました。神様を愛する私たちは何を放棄すべきでしょうか?最も好きで放棄するのが難しいことをあきらめてみているのはいかがでしょうか?T.V、タバコ、お酒などを壊し毎日聖書を読む、祈ること、また、聖書を書いてみるのも良いことです。

また、断食するのは節制訓練中良い方法です。断食して祈り、私たちよりも困難な人を考えて物質を分けるのは、神様が喜ばれることです。
今年大斎節の期間キリストの香りを広く広げることができますように皆さんと私が共に努力しましょう。