仙台聖フランシス教会 管理牧師
東北教区 司祭 アタナシオ 笹森伸兒
(聖フランシス教会 2014年1月号・月報)
降誕祭の御祝福が皆さんに豊かに注がれますように。2014年も、皆さんに、ご加護とご恩寵が常に豊かにありますようにお祈り申し上げます。
町ではお正月だけが先に進んで、ついこの間まで大騒ぎをしていたクリスマスは消えてしまっていますが、嬉しいことに1月1日は降誕祭の八日祭・主イエスのご命名の祝日です。今年は1月5日の日曜日が、降誕後第2主日・聖家族の祝日です。教会の暦ではご降誕祭は、ご顕現の祝日まで続くのです。
聖なる嬰児・主イエス・キリストは、もっとも貧しい羊飼いたちにご自身を現され、次に東の国からはるばるユダヤまで、何日も、何日もかかって旅をして来た占星術の学者たちにも、御自身を現されました。
神が人となり、ご自身を私たちに現してくださいました。ご自身を私たちに現すために、神様は人となられました。これが受肉の奥義です。受肉によって、主イエス・キリストは私たちにも現れてくださったのです。受肉によって、主の栄光が私たちの上にも現れたのです。天使が述べたように、すべての人に救いが現れたのです。私たちも、人々に救いを現しましょう。
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