笹森司祭のメッセージ


                                    
                              
                  『寒いですね』 『Can I help you?』      
                                         
                             仙台聖フランシス教会嘱託牧師
                           東北教区 司祭 アタナシオ 笹森伸兒

                                             (聖フランシス教会 2016年3月号・月報) 

 このごろになって、ようやく、「今日は寒いですね」という挨拶が交わされるようになってきました。
寒いですねと言うときには、その言葉の裏側に、暖かい日、イースターが早く来るようにという願いが込められています。 同じように、人が辛い、悲しいと思うときには、人々の思い遣り、気配りを求めているからであると言えます。教会は、主イエス様の思いやり、気配りによって助けられ、励まされ、救いに入れられた人の共同体、家族です。もし、私も、辛かったとき、悲しかったとき、苦しかったときに主イエス様の思いやり、気配りによって助けられ、励まされ、救いに入れられた人の一人であるならば、どなたか別の方が、
人の思いやり、気配りを求めて教会を訪ねて来たときに、その人と主イエス様の思いやりや気配りを分かち合うのは、しごく当然のことと思います。「寒いですね」と言いましょうか。
「何か、私にお手伝いすることはありませんか」と言いましょうか。
 間もなく復活祭です。よい復活祭の御祝福を得られますように、自分が何かをできるからではありません。自分も、主イエス様に助けられ、励まされ、救いに入れられた人の一人だったことを思い、教会に来る人々へのよい仲間になりましょう。これが教会の人間関係、隣人愛です。
人の一人であるならば、どなたか別の方が、人の思いやり、気配りを求めて教会を訪ねて来たときに、
その人と主イエス様の思いやりや気配りを分かち合うのは、しごく当然のことと思います。「寒いですね」と言いましょうか。
「何か、私にお手伝いすることはありませんか」と言いましょうか。
 間もなく復活祭です。よい復活祭の御祝福を得られますように、自分が何かをできるからではありません。自分も、主イエス様に助けられ、励まされ、救いに入れられた人の一人だったことを思い、
教会に来る人々へのよい仲間になりましょう。これが教会の人間関係、隣人愛です。