管理牧師加藤主教のメッセージ


                             もう一歩・前に進もう♪ 
                                         
                          仙台聖フランシス教会 管理牧師
                        東北教区 主教 ヨハネ 加 藤 博 道

 NHKのテレビ番組、「プロフェッショナル 仕事の流儀」の主題歌ご存知ですか?スガシカオの作詞・作曲で本人が歌っています。歌詞の最後のところ、「あと一歩だけ前に・進も♪」というところが印象的です。
 2月の1日の主日に開催した今年の仙台聖フランシス教会の受聖餐者総会を終えて、わたしはこの歌の歌詞を思い起こしていました。「あと一歩だけ」というよりは「もう一歩前に進もう!」という響きを、今回の総会を通して感じていました。教役者が信徒の方にそう言ったのではなく、信徒の皆さんの声の中に、そういう前向きな姿勢を感じました。
 日曜学校のこと、多くの子どもたちが集まっています。教会の宣教としてはっきり位置づけていくこと、「むつみ会」の貴い働きも、もっと地域に対して呼びかけて、広げていく可能性があること、「小さな聖書の会」も少なくない保護者の方々の関心を集めていること、もっと可能性もあること。そして「お金がないから牧師はいなくて仕方ない」ではなく、「何とかしてでも、牧師も迎え、教会の宣教の働きを強めていくべき」だと。
 わたしの方が刺激を受け、感銘を受けました。参加された皆様に感謝いたします。
 わたしたち、仙台聖フランシス教会が与えられている賜物(ギフト)は、思っているよりもはるかに大きいのかも知れません。祈りを合わせ、力を合わせていこう、そのような思いを強くしました。ありがとうございました。
 また「献金」、「献金教育」のことも話題になりました。お金のことだけを負担に思っていただきたくないし、お金のことは教会の中では話しにくい、という面は確かにあります。―その割にはお金の話ばっかりしているような気もしますが―。しかし額の多少ではなく、「捧げる気持ち」、「喜んで捧げる気持ち」、あるいは小さなことでも折々に感謝する気持ち、そんなことをまず大事にしながらスタートしていきたいと思います。必要な事柄、情報を共有する、良い方法を考えてみたいと思います。
 


                                        (聖フランシス教会2015年2号・月報 巻頭)
                             
                
                                       


             <日本聖公会東北教区主教。仙台聖フランシス教会管理牧師。加藤博道>